レセプト請求の勉強だけではNGです
かつては、健康保険請求事務や医療報酬請求のスキルがあればよかった医療事務ですが、これだけでは即戦力として働けない可能性があります。多岐にわたって学習ができる教材を選ぶようにしましょう。
学習や取得資格の違いで変わる働き方!
レセプト業務の勉強だけをしていた場合
目の前にあるパソコンに入力すべきことがわからず、これまでの勉強がすべて水の泡になる可能性があります。専用用紙に記載して算定する従来の方法以外も学べる学習が必要です。
全般的に学んできた場合
パソコンに入力された内容がチェックできるほか、病院職員としてのマナー、接遇などがオールマイティーで実践できます。より専門性の高い事務職として認められます。
転職や就職の武器になる医療事務資格を教えます!
医療事務へ就職希望の人が実際に取得すべき資格とは?
電子カルテ化や健康保険関連のオンライン化によって、パソコンスキルは大前提です。また、総合病院では医療事務のアウトソーシング化が進んでおり、オールマイティーで働ける人材が求められます。そのため、総合的に医療事務に関して学べる資格取得は必要不可欠です。医療現場の現状に即したカリキュラムを提供する講座を受講しましょう。
取得すべき医療事務の資格をご紹介!
メディカルクラーク資格
医療機関での受付事務やレセプト業務に関するスキルが問われる資格です。資格保持者が多く、ポピュラーな医療事務資格といえるでしょう。病院職員としてのマナーなども学べる資格ですが、知識よりも技術面に関しては若干努力が必要になる部分があります。
メディカルオペレータ資格
紹介状などの医療文章や、医師の所見などをカルテに入力するなどの作業ができる資格です。実務経験が求められますが、医療事務の上位職として注目されています。この資格があれば、個人クリニックでは十分にプロフェッショナルとして業務に携われます。
診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬の算定に特化した資格です。点数加算のルールや病院の備品を使って処置を行った場合の算定法などを学べます。請求のルールを理解し、レセプト作成のスキルが認められただけのことであり、即戦力として仕事ができない可能性があります。
医療事務認定実務者資格試験
初心者向き、合格率ほぼ100%の医療事務資格です。医療事務としての接遇やマナーといった面が問われ、レセプトの作成技能などが求められます。総合病院のフロント業務などをしたいという場合にはおすすめできますが、即戦力として働くまでの技術面を求められる場合は、二の次とみられることが多いのが難点です。
ドクターズクラーク認定試験
医師が行う事務作業を補助するための知識が認められる資格です。この資格があれば、医療秘書として仕事ができます。カルテの清書などが求められる場面でも活躍する資格です。こちらの資格も実務経験が求められますので、個人クリニックや大学病院などで働く医療事務従事者におすすめです。